パイロット知識

基礎旋回のアプローチ(定義、エントリー編)

[文献 飛行方式設定基準 Ⅰ-4-3-9,Ⅰ-4-1-5, AIM-J631,656]

今回は基礎旋回のアプローチについての記事です。
会話の中ではTeardrop方式なんて言ったりもしています。

基礎旋回について

  • 基礎旋回は直線系の経路長では高度処理できない場合や、FIXでの旋回角の限界を超えた場合などに設定されます。
  • 飛行方式設定基準と暫定基準がありますが、現在はほとんどが飛行方式設定基準で設定されています。
    そのため、この先は飛行方式設定基準で設定されている基礎旋回について扱います。

基礎旋回の経路は、以下のセグメントに分かれています。

初期進入セグメント:NAVAIDSから基礎旋回終了まで
中間進入セグメント:基礎旋回終了からFAFまで
最終進入セグメント:FAFからMAPt

アウトバウンドへの会合方法

続いては、アウトバウンドへの会合方法についてです。

  • アウトバウンドコースの左右30°以内なら、直接進入経路に転入し、進入を開始します。
  • アウトバウンド±30°の範囲に最終進入コースの範囲がない場合は、最終進入コースの反方位までセクター拡大します。

それ以外の経路でNAVAIDSに至った場合は、以下のようにホールディングパターンに入り、適切な入経路で進入を開始します。
AIM-Jにはホールディングパターンに入る場合には、管制官にその旨通報した方がいいと書いています。
ただし、風向等を勘案して、安全に進入できるのであれば直接計器進入の経路に転入し、進入を行ってもかまいません。

上図のように直接転入セクター外からNAVAIDSに到達している場合には、赤線のようにホールディングパターンに1度入った後、基礎旋回のアウトバウンドに会合します。

まとめ

今回は定義とエントリーに関しての記事でした。次回は基礎旋回の計算方法について書きます。