NICE FLIGHT!感想

パイロットは病む人が多い??PILOTが「NICE FLIGHT!」を見た【第2話】

毎週金曜に放送のKis-My-Ft2玉森裕太さんが主演しているドラマ「NICE FLIGHT!」の第2話が放送されました。

その中で気になった点を記事にしていきますので、最後まで見ていってください。
この記事を最後まで見ると、パイロットの健康問題、資格の維持について知ることができます。

パイロットの生活は不眠症の練習をしているようなもの?

第2話では、倉田の同期である岡島が登場し、2人が化粧室の中で会話するシーンがありました。
身体検査の会話の流れで、岡島が「ロングフライトが増えてて、生活が不規則なんだ。国際線あるあるってやつ?」と発言していました。
実際に、パイロットの生活は不規則なのでしょうか?

勤務時間帯は毎回バラバラで、深夜帯の仕事もあるため生活は不規則です。

特に、長距離国際線に使用するB777やB787などの部署に所属するパイロットは、深夜の時間にフライトすることが多く、その分徹夜することが多くなります。

長距離フライトは夜中ずっと起きてるの?

深夜の時間帯に長時間飛行することが多い国際線ですが、飛行機の中で仮眠したりするのでしょうか。

長距離フライトでは、3人で乗務し、1人ずつ休憩を回して仮眠をとっています。

アメリカやヨーロッパ便は、12時間前後のフライトが多いです。
その12時間の飛行時間を6等分して、約2時間ずつ休憩を回すようにしています。
そのため、1時間ちょっと仮眠して、起きて、約4時間コックピットで仕事をして、また休憩で1時間ちょっと寝るという流れで仕事をしています。

不眠症の練習をしているようなもの?

医者の方に言わせると、このように「数時間ごとに寝て起きるというのを繰り返す」睡眠の取り方は不眠症の練習をしているようなものだそうです。

実際に自律神経失調症を発症し、仕事をしばらく休んでいる人も少なからずいらしゃいます。

わたしも新型コロナウイルスが猛威を振るう前の仕事が忙しかったときは、休むほどではなかったですが、夜の眠りが浅いなあと悩むこともありました。

身体検査を年2回??

パイロットは年に2回身体検査を受診し、合格しなければいけません。
普通に生活する分には支障がなくても、検査に引っかかってしまうと、その日から乗務できなくなります。

身体検査は合格の範囲が決まっており、日常生活を送る分には支障のない範囲であっても、不整脈や高血圧で乗務停止になってしまいます。

そのため、パイロットの多くは、普段から健康に気を遣っています。
普段からフィットネスジムに通っている人もいらっしゃいますし、ロードバイクや野球、フットサルなどスポーツ系の趣味を持つ人が多いですね。

お金の国際線、健康の国内線?

パイロットからは国際線と国内線のどちらが人気なのでしょうか?

以前の記事でも書きましたが、パイロットは機種を選ぶことができませんので国内線中心の小型機か、国際線中心の大型機になるかはで決まります。

国内線中心の機種であれば、深夜勤務も時差もないので、体への負担は少ないですが、給料は大型機に比べると少なくなります

国際線中心の機種ですと、 給料は高くなりますが、体への負担は大きくなります。
冗談で「命を削ってお金を稼いでる」なんて言ったりしています。

数年ごとに「機種移行」といって、新しい機種に移る機会があります。

B777への機種移行を任命されると、「ゴールデンチケットを手に入れた」と言ったりしていますので、パイロットの中ではやはり給料の高い大型機が人気です。

しかし、やはり「体への負担が小さい方がいい」と小型機を好む人も一定数います。

みなさんだったらどっちがいいですか?

まとめ

今回はパイロットの健康や身体検査についての記事でした。
体は資本と言ったりしますが、パイロットになってから、本当にそれを実感します。

パイロットになりたい子供には、「よく遊んでよく寝ることが大事だと」よくアドバイスさせてもらっています。

次の記事も楽しみにしてください!